オーディオインターフェースをステップアップしていくと、ある段階で「どれを選ぶか」というより、どういう制作をしたいかが重要になってきます。
このクラスになると、音質だけでなく、ミックスのしやすさや完成度、制作の進め方そのものに影響が出てきます。
ここでは、その分かれ道になる2つの方向に絞って整理します。
目次
上級オーディオインターフェースは「基準」か「システム」で選ぶ!
このクラスの機材は、「音が良い」というより役割がはっきり分かれているのが特徴です。
大きく分けると2つ。
- 音の判断基準として使う機材
- 録りながら音を作る制作システム
このどちらを選ぶかで、制作の方向が変わります。
結論|この2つで方向が決まる
- RME Babyface Pro FS:判断の基準を作る
- Apollo Twin X Gen 2:録りながら音を作る
この2つは上下関係ではなく、制作の考え方が違う機材です。
どちらを選ぶかで、その後の機材選びや制作スタイルも変わってきます。
RME Babyface Pro FS|判断の基準を作る機材
RMEは、一言で言うと基準として使うためのオーディオインターフェースです。
ポチップ
音はフラットで、余計なキャラクターを足さない方向。
その分、ミックス時に音のバランスや細かい変化が把握しやすくなります。
「良い音にする」というより、判断を正確にするための機材です。
ドライバの安定性や長期運用の信頼感も含めて、制作環境の土台として使われることが多いタイプ。
ミックスの精度を上げたい人、長く使える基準が欲しい人には合います。
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Apollo Twin X Gen 2|録りながら音を作る制作システム
Apolloは、オーディオインターフェース単体というより制作システムとして考える機材です。
ポチップ
UADプラグインやUNISON機能を使うことで、録りの段階から音を作り込むことができます。
後から整えるというより、録りながら完成形に近づけるような使い方。
ボーカルやギターの録音では、この違いがそのまま仕上がりに出てきます。
RMEが「判断のための機材」だとすると、Apolloは「制作そのものを変える機材」です。
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どっちを選ぶか|判断基準
ここはシンプルに考えて大丈夫です。
ミックスの精度を上げたい → RME
録りながら音を作りたい → Apollo
このどちらを優先するかで選ぶと、方向がはっきりします。
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さらに上の世界|音の基準が変わる領域
この上には、さらに音の基準そのものが変わるような機材もあります。
代表的なのがPrism Sound Titanのようなハイエンド機です。
このクラスになると、録り音の完成度や空気感の捉え方が一段変わってきます。
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まとめ
このクラスのオーディオインターフェースは、「どれが一番良いか」で選ぶものではなくなってきます。
判断の基準を作るならRME。
制作システムとして使うならApollo。
この2つの方向で考えると、迷いが整理しやすくなると思います。
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