RUPERT NEVE DESIGNS Portico 511のレビューです。
API500フォーマットのマイクプリの中では比較的リーズナブルな本機。
そして実際使ってみると使い勝手がとても良いマイクプリアンプです。
録音をしたファイルも作りましたので、併せてレビューします。
*2020年の記事をベースに、2026年の知見を加えて加筆修正しました。
目次
RUPERT NEVE DESIGNSとは
RUPERT NEVE DESIGNSはあの伝説の音響回路設計者、ルパートニーブさんが現在進行形で運営されているメーカーです。
ニーブさんは時代と共に様々な音響メーカーの立ち上げに関わってきました。
- Neve Electronics
- FOCUSRITE
- AMEK
- RUPERT NEVE DESIGNS
など、どれもスタジオ機材として最高峰のメーカーばかり!
2026年現在、FOCUSRITEはオーディオインターフェースでも不動の地位を確立してますよね。
そんなニーブさんが磨き続けてきた技術の結晶!
RUPERT NEVE DESIGNS / Portico 511 サウンドハウス
それがRUPERT NEVE DESIGNS製品です。
Portico 511はAPI500フォーマットのモジュールなので、ランチボックスが必要です。
RUPERT NEVE DESIGNS R6 サウンドハウス
これが一台あると好きなモジュールを自由に差し替えられるので非常に便利!
僕は本家API製のものを使ってます。
ランチボックスはどのメーカーのものでも互換性があります。
電源の質違いで音も変わるらしいです(APIよりもRUPERT NEVE DESIGNS製の方が評判は良い)
箱開封!
それでは写真を交えてレビューを!
箱!
オープン!保証書です。
今回ブラックフライデーセールを利用し、サウンドハウスで購入しました。
マニュアルやカタログなど。
付属品はランチボックスに固定するためのネジが2本。
そして本体!
この白ベースに赤と紺のつまみが良いですよね〜。
デザインセンスも良すぎます。
新品購入なのですが、、、側面にかなり傷が付いてます。
どうやら目に見えない部分は初めからこうなっている模様。
サウンドハウスの購入者レビューにそんな表記が。
めっちゃケガキ線が走ってます(笑)
確かにスロットに挿せば目に見えませんが、、、
いきなりこれをみたら、ちょっとびっくりしますね。
前面の操作部分上部。
GAINはクリック式の6dBステップになってます。
TRIMは無段階のポテンショメーター式。こちらで細かい調整をします。
Max72dB稼げるので、どのマイクでも十分使えると思います。
ハイパスフィルターは結構上の帯域(250Hz)までローカットできます。ハイハットの録音の時とかに便利そう。
そしてRUPERT NEVE DESIGNSの代名詞、TEXTUREつまみ!
SILKボタンをONにすると、その名の通りシルキーさをプラスできます。
音の変化が楽しみです!
ということで、今回こちらの3機種を使い音の違いを比較してみます。
左から
となります!
更にPortico 511だけ、TEXTUREを加えたファイルを二つ録りました。
合計5ファイル作ってみます。
Neumann U87でマイク録音検証
DTM DRIVER!
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アコギを録音します。
マイクはNeumann U87を使います。
オーディオインターフェースはPrism Sound Titanを。
アコギは2トラック録音して、パンで左右に振ります。
リズムとベースはLoopcloudのサンプルで組み立てました。
トラック作りには、コスパ良すぎるサービス!
録音したファイルはプラグインは一切かけていません。
ノーコンプ、ノーEQです。
RUPERT NEVE DESIGNS Portico 511
Portico 511 silk mode Texture Half(つまみ半分)
Portico 511 silk mode Texture Full(つまみ全開)
Chandler Limited TG 2-500
API 512C
感想
う〜む、ガシッとしつつも柔らかい素敵な音色!
Portico 511かなり好きですね、これ!
音が滲まない!フワッと包み込むような優しさを感じる!
なのに芯がしっかりしていてパワー感がある!
Old Neveのイメージとは全然違いますが、汎用性が非常に高い音色だなーと思いました。
そしてTEXTUREつまみを回した音。
これは意外にも予想していた音色変化とは逆でした。
つまみを回していくと単純に「高域が強調されていくのかなー?」と思ってましたが、
逆に高域はオケに馴染んでいくように聴こえます。
その分ギターの輪郭が全体的に太くなっていくような、力強さが増すような変化に感じます。
機能としては中高音の倍音を増やすようですが、聴感上はまさしく「シルキー」になっていく感じ。
「抜け」でなく「音像」が増す感じ?
個人的にはTEXTREつまみは1/4回すぐらいがちょうど良いのかなーと。好み的に。
どちらにせよ、一台で音色変化を結構起こせるので楽しいですね!
Chandler Limited TG 2-500は、やっぱりちょっとヴィンテージっぽい感じがしますね。
API512Cは抜けが良い音。こちらも今まで使ってきたイメージのまま。
ドシっと聴かすというより、軽やかに羽ばたくような音色をしています。
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RUPERT NEVE DESIGNS Portico 511は買い?
Portico 511はとっても買いなアイテムだと思います!
誰が使っても良くなるやつ。
定番っぽい音がバッチリしてますし、欲しい帯域をしっかりキャプチャーしてくれます。
ポチップ
しかも500シーリーズの中では比較的リーズナブル。
ランチボックスでアイテムを揃えていくのならマストで入れておいて損はないと思います!
Vo録音もそつなくこなしてくれます!
よりオーガニックな音色のChandler Limited 500サイズマイクプリもあります👇
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まとめ
RUPERT NEVE DESIGNSはやはり音のキャラに一貫性がありますね。
本当気持ちの良い滑らかさやムチムチ感を感じます。上品で、強い。
マスタリング用のバスコンプを2026年現在も愛用し続けてますが、やっぱり同じ質感を感じます。
最後までお読みいただきありがとうございました!