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AKG K271 MK2レビュー|音質・K240 MK2との違いと使い分け

AKG K271 MK2は、K240シリーズと同じ系統にある密閉型のモニターヘッドフォンです。

K240がセミオープン型なのに対して、K271 MK2は完全な密閉型。見た目は似ていますが、音の傾向ははっきりと違います。

実際に使ってみると、K240とは役割が分かれるタイプで、K271 MK2の方がモニター用途では扱いやすいと感じました。

見た目はK240シリーズとよく似ていますが、実際に聴くと方向性はかなり違いました。K240が低域と奥行きを見やすいのに対して、K271 MK2は高域・分離感・明瞭度を確認しやすいタイプです。

*2021年の記事をベースに、加筆修正しました。

目次

AKG K271 MK2の音質|低域控えめで高域・分離感が見やすい

先に結論を書くと、K271 MK2は低域の量感よりも、高域の見え方や音の分離、一音一音のタイトさが印象に残ったヘッドフォンです。

 AKG  K271MK2 密閉型モニターヘッドホン サウンドハウス

AKG K271MK2 密閉型モニターヘッドホン サウンドハウス

サウンドチェックにはPRISM SOUND TITANを使いました。

手持ちの中で一番グレードが高い信頼しているものです。

AKG K240MK2は割と低音が強く出る印象でしたが、K271MK2は低音はかなり抑え目。

どっちかというと少し物足りないかな、とも思いつつ、その分高域の伸びが綺麗だなと。

聴いた時の印象をザッとまとめると。

  • 低音抑えめ
  • 音の分離感が非常に高い
  • 高域が見えやすい
  • 一音一音がタイトめ
  • 奥行きはK240MK2ほどではないけど、SONY系よりもある
  • ステレオ感が広め

と言った感じでした!

低音の出方だけ気を付ければ、結構バランス良いなとパッと聴きかなり好印象!

K271 MK2とK240 MK2の違い|低域・奥行きと明瞭度で役割が分かれる

K240とK271

一聴して、K271 MK2とK240 MK2はかなり違う鳴り方だと思いました。

 AKG  K240MK2 セミオープン型ヘッドホン  サウンドハウス

AKG K240MK2 セミオープン型ヘッドホン サウンドハウス

K271 MK2は密閉型、K240 MK2はセミオープン型

K271 MK2は密閉型、K240 MK2はセミオープン型です。構造は違いますが、僕は形式そのものより、製品ごとのチューニングの違いの方が音への影響は大きいと感じています。

オープン型(セミオープン型)はイヤーカップの横に穴が空いている

タイプの違いはあくまで傾向として見ています。

K240 MK2は低域と奥行きが見やすい

K240MK2は、

  • 低音がボンボン出る
  • 解像度は他機種に比べて結構低め
  • 奥行きはとてもある

K240 MK2は低域と奥行きが見やすい反面、解像度は他機種より低めに感じます。

K271 MK2は高域・分離感・ステレオ感が見やすい

K271 MK2はK240 MK2より低域がかなり控えめです。その代わり、高域の伸び、分離感、一音一音のタイトさ、ステレオ感はK271 MK2の方が見やすく感じました。

K240 MK2ほど奥行きは大きくありませんが、SONY系の密閉型よりは奥行きを感じやすいです。

K240 MK2のレビューはこちら👇

K271 MK2はミックスに使える?|K240より単体で扱いやすい

K240 MK2は低域と奥行きの確認には便利ですが、単体でミックスを完結するなら別の機種も併用したいと感じています。

K271MK2は癖を掴めば単体でもなんとかミックスできる気がします。

K271 MK2は低域の出方だけ注意すれば、明瞭度と分離感があり、K240 MK2より単体のモニターとして扱いやすい印象でした。

K271 MK2で気になった音の癖|ボーカル帯域が少し乾いて聴こえる

しかし、しばらく聴いていると、なんか妙な質感も感じるように。

K271MK2は、特にボーカルが目立つ帯域あたりが「カサカサ」して聴こえます。

うまく説明できないんですが、水分が足りてないような、、、艶がないような感じ、、、

当時、サウンドハウスのレビューに「プラスチックの音がする」という表現を見て、自分が感じていた乾いた質感はこういうことなのかもしれないと思いました。

モニターヘッドフォンなので、音楽的な気持ちよさまで僕は求めてないですが、リスニング用として使うなら、少しこの点気になりました。

確かにパサパサした若干の味気なさみたいな感触があります。

この点、K240系はマイルドな音でリスニング用としては優秀かもしれません。

K271 MK2とMDR-CD900STの違い|高域・分離感と奥行きを比較

K271 MK2の方向性は、K240 MK2よりもSONY MDR-CD900STの方が近く感じました。

解像度が高く、高域が見えやすく、分離感がある感じ。

MDR-CD900STよりも、奥行きとステレオ感はK271 MK2の方が見やすいです。

どちらも高域や細部を確認しやすい方向ですが、空間の見え方には違いがあります。

MDR-CD900STのレビューはこちら👇

K271 MK2とMDR-7506の違い|解像度と中低域のまとまりで性格が違う

SONY MDR-7506とも同じ環境で聴き比べました。

K271MK2と聴き比べるとSONY MDR-7506は、

  • マットな質感
  • 中低域の繋がり連続している感じで綺麗
  • 分離感はほどよく、音が粘ってくっついて聞こえる
  • 音の距離が近い
  • ステレオ感は狭め
  • 低音がほどよく出ている
  • 解像度、明瞭度はK271MK2の方が上

と言った印象でした!

うーん、こっちもやっぱり良いヘッドフォンですね(笑)

モニターもしっかりできつつ、リスニング用途でも使える気持ちよさを感じました。

音が粘って聞こえます(心地よい意味で)

奥行きはMDR-CD900STと同じくあまり感じられないので、この点はAKGヘッドフォンの方がわかりやすいと思います。

個人的には、K271MK2とMDR-7506の2台を掛け合わせるとお互いを補い合ってミックスに役立つと思いました!

MDR-CD900STとK271 MK2は細部を見る方向で少し役割が近い一方、MDR-7506は中低域のまとまりや音の近さが違うので、K271 MK2と組み合わせた方が補完関係を作りやすいと感じました。

MDR-7506のレビューはこちら👇

K271 MK2の外観・イヤーパッド・ケーブル

K271 MK2の本体は、イヤーカップに穴がない点を除くとK240 MK2とかなり似ています。

K271MK2の本体!

イヤーカップに穴が開いていない点以外、K240MK2と全く一緒な見た目。

穴が開いてません。

コードは左(L)側についています。

ワンタッチで外せます。

ケーブルはワンタッチで外せる着脱式です。

イヤーパッドは相変わらず大型です。

SONYのMDR-CD900STなどよりも随分大きいので、すっぽり耳を覆ってくれます。

イヤーパッド部分は前後に回転することはできません、角度も固定です(その代わりヘッドレストが若干ねじりやすくなってます)

トップ。

K271MK2とK240MK2のトップ。どっちがどっちかわかりません。一緒です。

そっくりです。

写真だとわかりづらいですが、K271MK2のイヤーカップの色の方が若干紺色になってます。

付属のベロア製イヤーパッドへ交換することもできます。

ベロア製のイヤーパッド。

こちら標準でついている革製っぽいイヤーパッドと変換することができます。

付属品の方がふかふかした素材。

カールコード。

こちらも標準でついているストレートタイプと変換できます。

コードの先端はどちらもミニフォンプラグになっているので、1/4フォンジャックに繋ぐ場合は変換プラグを装着します。

K271 MK2の自動ミュート機能|外すと再生音が止まる

AKG K271MK2には面白い独自機能があります。

商品説明より引用しますと、

ヘッドバンドは、頭から外すと自動的に再生音がミュートされる「ミュートスイッチ機構」を搭載。レコーディング現場での不要な音漏れを防止します

という機能。

実際ヘッドフォンを頭から外すと、ピタッと音が鳴り止みます。

どういう構造になっているのかというと、

ヘッドフォンを外すと、青丸部分にスイッチがニョキッと現れます。

これでミュート状態に。

ヘッドフォンを装着するとスイッチが押される仕組みに。

これでミュート解除になります。

RECの真っ只中にヘッドフォンを外すことってあまりないと思いますが、ヘッドフォンを複数使い分ける時の音漏れ防止には役立ちそうです。

この機能はK240シリーズにはついていません。K271MK2だけの機能。

K271 MK2の開封・付属品

ここからは購入時の開封写真です。

箱です。

裏。

箱の左下に海外のメディアによるレビュー?が書かれてます。

当然ですが、どれも褒めてます。

キャラメル包装を剥がして、箱をオープン!

中身をとりだすと、割と色々出てきました。

付属品の内容的には、K240MK2と同じようです。

この記事を書いた当時は、K271 MK2の独特な癖を聴いたことで、AKGの上位機や、別方向のモニターヘッドフォンにも興味が広がっていました。ここは当時の記録として残しておきます。

 AKG ( アーカーゲー ) / K812 開放型ヘッドホン  サウンドハウス

AKG ( アーカーゲー ) / K812 開放型ヘッドホン サウンドハウス

資金を貯めて、いつかゲットしたい、、。

音をき、い、て、み、た、いー!!

なるべく癖なく、高い安定品質の音を求めるのなら、オーテク製品がやっぱり良いのかなーとも思いました。audio technica ( オーディオテクニカ ) / ATH-M40x サウンドハウス

audio technica ( オーディオテクニカ ) / ATH-M40x サウンドハウス

これはマイクにも共通で思うところであります。

オーテクヘッドフォンのレビューもよろしければ併せてお読みください!

まとめ|K240より明瞭で、密閉型モニターとして扱いやすい

AKG K271 MK2は、K240シリーズと見た目はよく似ていますが、音の方向性はかなり違いました。

K240 MK2が低域と奥行きを見やすいのに対して、K271 MK2は低域が控えめで、高域・分離感・明瞭度・ステレオ感を確認しやすいです。

K240シリーズの音がぼやけて聴こえる、もう少し明瞭さが欲しいという場合は、K271 MK2の方が扱いやすいと思います。

個人的には、K240よりもK271 MK2から手にした方が、スタンダードなモニターヘッドフォンらしい使い方をしやすいと感じました。

ただし、低域の量感が控えめなことと、ボーカル帯域に少し乾いた質感を感じる点には注意が必要です。

最後までお読みいただきありがとうございました!

ヘッドフォンまとめはこちら👇

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