SSL2のマイク入力は別記事で録音チェックしましたが、ライン入力はまだ試していませんでした。
そこで今回は、Elektron Digitone KeysをSSL2へステレオで入力し、通常のLINE IN、入力を強めた状態、4K ON、KOMPLETE AUDIO 2の4条件で録り比べています。
結果として、SSL2のLINE INは輪郭がパキッとして音が立ってくる印象でした。入力を強めると押し出しが増し、4Kを入れるとさらに輪郭が立ちます。
比較対象はKOMPLETE AUDIO 2のみなので、LINE IN全体の優劣を決める比較ではありません。あくまで実際に同じシンセを通して感じた違いとしてまとめます。
SSL2のマイク録音を含めた全体レビューはこちら👇
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SSL2レビュー|音質・4Kボタン・録り音を実機比較 | DTM DRIVER!
Solid State Logic SSL2を実機レビュー。4Kボタンによる音質変化、Neumann M149を使った録り音、他AIFとの比較、モニターのしやすさやSSL9000実機との共通点まで検証します…
*2020年の記事をベースに、2026年時点で構成と一部表現を整理しました。
目次
SSL2のLINE IN音質|入力レベル・4Kでどう変わる?
今回の比較で一番分かりやすかったのは、SSL2の輪郭です。
通常のLINE INでも、KOMPLETE AUDIO 2と比べると音のエッジが見えやすく、少し前へ出てくるように感じました。
さらに入力を0dB付近まで強めると、押し出しが増します。原文では「ギリギリまでブッこんだ感じがロック」と書いていた部分で、この押し出しの強さが当時の判断でした。
4Kを入れたファイルでは、その輪郭がさらに強くなりました。
この3つの変化を同じ素材で確認できるのが、今回のLINE IN検証の中心です。
SSL2 LINE INの録音条件|Elektron Digitone Keysをステレオ入力
録音にはElektron Digitone Keysを使いました。
Digitone Keys側で4トラックのシーケンスを組み、ベース1トラックと上物3トラックを2mixにまとめて出力。SSL2のLINE INへステレオで入力しています。
リズムだけLogic Xの付属ループを使っています。
録音ファイルは次の4つです。
- SSL2:メーター-10dB付近
- SSL2:メーター0dB付近(赤ランプが時々点滅する程度)
- SSL2:メーター-10dB付近 + 4K ON
- KOMPLETE AUDIO 2
コンプやEQは使わず、録って出しです。再生時の音量はフェーダーで合わせています。
比較用にKOMPLETE AUDIO 2も同じように使いました。
-NI KOMPLETE AUDIO 2-
KOMPLETE AUDIO 2も、僕は音の傾向が気に入っていたAIFです。
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SSL2では4Kの変化も確認します。
-4Kスイッチ-
Digitone Keysのレビューはこちら👇
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SSL2 LINE INの音質比較|-10dB・0dB・4K・KOMPLETE AUDIO 2
SSL2 LINE IN -10dBの録音音源
SSL2 LINE IN 0dB付近の録音音源
SSL2 LINE IN -10dB+4K ONの録音音源
KOMPLETE AUDIO 2 LINE INの録音音源
SSL2とKOMPLETE AUDIO 2のLINE IN音質差|輪郭・押し出し・丸さ
各ファイルで若干ステレオ音量の左右差があります。
また、SSL2の比較対象がKOMPLETE AUDIO 2だけなので、この4ファイルだけでAIF全体の傾向を決めることはできません。
ただ、その前提で聴いても、SSL2は輪郭がパキッとして音が立ってくるように感じます。
0dB付近まで入力を強めたファイルは、通常の-10dB付近より押し出しが強くなりました。少し荒さも含めて、ロックっぽい勢いを感じます。
4Kを入れると、さらに輪郭が立ちます。
KOMPLETE AUDIO 2は比較すると少し丸い方向です。これは優劣というより、同じ素材を通した時のキャラクター差として聴こえました。
SSL2とKOMPLETE AUDIO 2をマイク録音でも比較|Neumann M149
LINE INだけでなく、以前にマイク録音でもSSL2とKOMPLETE AUDIO 2を比べています。
SSL2 4K+Neumann M149の録音音源
KOMPLETE AUDIO 2+Neumann M149の録音音源
マイク録音の方が、両機のキャラクター差は分かりやすいかもしれません。
SSL2全体の録り音やM149を使った他AIFとの比較は、親レビューにまとめています。
初代SSL2で外部処理する時の制約|2IN/2OUTのルーティング
LINE INで4Kや入力レベルの変化が分かると、DAW内のソフト音源を一度外へ出し、SSL2を通して戻す使い方も試したくなります。
ただし初代SSL2は2IN/2OUTで、出力は基本的にモニター用です。
-SSL2は2IN/2OUT-
そのため、SSL2単体でモニター出力とは別にステレオ信号をDAWから外へ出し、再びSSL2へ戻すルーティングは組みにくいです。
初代SSL2+は追加のRCA出力を持つため、この点ではルーティングの自由度が上がります。
SOLID STATE LOGIC ( ソリッドステートロジック ) / SSL2+ サウンドハウス
2026年現在はSSL 2 / 2+ともMKII世代へ移っていますが、この記事では実際に検証した初代SSL2を基準にしています。
ポチップ
ポチップ
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SSL2を単体ラインアンプとして使う方法|別AIFとUSB給電で接続
もう一台オーディオインターフェースを持っている場合は、初代SSL2でも別の使い方ができます。
USB電源+アウトを別のAIFに繋ぐと単独マイクプリに
SSL2をオーディオインターフェースとしてPCへ接続せず、USBから電源だけ供給し、SSL2のアウトプットを別のAIFへ入力します。
これでSSL2を単体のマイクプリ/ラインアンプとして使えます。原文で書いていた、いわゆるスタンドアローン運用です。
この方法なら、別AIFの出力からDAW音源をSSL2へ送り、LINE INと4Kを通して戻すルーティングも組めます。
SSL2とSSL9000実機のマイクプリ比較はこちら👇
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まとめ|SSL2 LINE INは入力レベルと4Kで輪郭・押し出しが変わる
SSL2のLINE INをDigitone Keysで録り比べると、通常状態でも輪郭がパキッとして音が立つ印象がありました。
入力を0dB付近まで強めると押し出しが増し、4Kを入れるとさらに輪郭が立ちます。
KOMPLETE AUDIO 2と比べた場合は、SSL2の方がエッジが見えやすく、KOMPLETE AUDIO 2は少し丸い方向に感じました。
比較対象は1台だけなので一般化はできませんが、SSL2のLINE INと4Kをどう使うかを見る実験としては、かなり分かりやすい差が出ています。
DAW音源を外部処理する場合は出力ルーティングに制約がありますが、別AIFがあればSSL2をラインアンプとして使う方法もあります。
最後までお読みいただきありがとうございました。