安いマイクでも良い音は録れるのか。
これは、DTMを始めたばかりの人ほど気になるテーマだと思います。
できれば予算は抑えたい。
でも、あまりに安いものを買って後悔したくもない。
だったら最初から少し高いマイクに行った方がいいのか。
このあたり、かなり迷いますよね。
僕もいろいろ使ってきて思うのは、ここって単純に「安いか高いか」で片づけるとズレやすいということです。
先に結論だけ書くと、安いマイクでも良い音は録れます。
ただし、そこで終わらないんですよね。
良い音を“たまたま録れる”ことと、良い音を“安定して録れる”ことは別の話だからです(´◔౪◔)◞
目次
結論:安いマイクでも良い音は録れる。ただ、安定して録るのは難しいです
まず結論です。
安いマイクでも良い音は録れます。
これは本当です。
今のエントリークラスのマイクって、昔よりかなり優秀です。
ちゃんと録れば、普通に「お、いいじゃん」と思える音になります。
ただ、その一方でこうも思います。
毎回その音にたどり着けるかというと、そこは別問題です。
この差が、価格差の本当の意味なんですよね。
ポチップ
なぜ安いマイクでも良い音は録れるのか
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まず、安いマイクを必要以上に低く見る必要はありません。
例えばAT2020みたいな定番は、価格を考えるとかなり優秀です。
ちゃんとしたオーディオインターフェースにつないで、部屋の反響を少しでも抑えて、距離や角度を合わせれば、普通に使える音になります。
声質との相性が良かったり、マイキングがハマったりすれば、下手をすると「これで十分では?」と感じる瞬間もあります。
つまり、安いマイクだから音が悪い、というのはかなり雑な見方です。
良い音が録れる可能性は、ちゃんとあります。
Audio Technica(オーディオテクニカ)
ポチップ
問題は“その音が安定しにくい”ことです
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ここが本質です。
安いマイクでも良い音は録れます。
でも、毎回そこにスッと行けるかというと、そうでもない。
これ、実際に使っていくとかなり大きい差になります。
安いマイクは、少し距離が変わったり、角度が変わったり、声の出し方が変わったりするだけで、印象が結構動きます。
もちろん高いマイクだって条件次第で変わります。
でも、上の価格帯のマイクほど「いいライン」に乗りやすいんですよね。
要するに、安いマイクは悪いんじゃなくて、セッティングや相性への依存度が高いです。
ここがしんどいところです。
高いマイクは何が違うのか
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じゃあ高いマイクは何が違うのか。
ここ、派手に言いすぎると胡散臭くなるんですが、実感としてかなり大きい差があります。
それは、単純なスペック表よりも、録った瞬間の感覚に出ます。
例えば、
- 音の重心が整っている
- 前に出るのに痛くなりにくい
- 録り音の時点でまとまりがある
- ミックスの方向が見えやすい
こういう部分です。
つまり高いマイクって、魔法みたいに全部うまくしてくれるわけじゃないんですが、「これでいける」と思える確率がかなり上がるんですよね。
ここがすごく大きいです。
価格差の本当の意味は“迷わないためのコスト”です
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この話を続けていると、価格差って何なんだろうと思ってきます。
音が2倍良いのか。
値段が高いほど派手に感動するのか。
実際は、そういう単純な話ではないです。
僕の感覚では、価格差の本当の意味はこれです。
迷わないためのコスト。
安いマイクでも当たれば良い音は録れます。
でも、高いマイクの方が「当たり」に行きやすい。
録りながら「これで大丈夫かな」と迷う時間が減る。
あとで聴き返して「なんか違うな」となる回数も減る。
この差って、地味ですがかなり大きいです。
DTMって、結局は迷いとの戦いでもあるので笑
じゃあ安いマイクはダメなのかというと、全然そんなことはないです
ここはちゃんと書いておきたいところです。
安いマイクはダメ、では全然ありません。
むしろ、最初の1本としてはかなり良い選択になることも多いです。
理由はシンプルで、
- 録音を始めやすい
- マイキングの勉強になる
- 自分の声や環境を知るきっかけになる
このへんの価値が大きいからです。
最初から高級機に行くのも悪くないんですが、基準がないままだと「何がどう良いのか」が整理しにくいこともあります。
その意味で、安いマイクは入口としてかなり優秀です。
安いマイクが向いている人、高いマイクが向いている人
安いマイクが向いている人
まずは録音を始めたい人。
予算を抑えつつ環境を作りたい人。
マイクとの付き合い方を覚えたい人。
このあたりなら、安いマイクはかなり良い選択肢です。
高いマイクが向いている人
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録り音で迷いたくない人。
作品としての完成度を上げたい人。
時間を無駄にしたくない人。
こういう段階に入っているなら、高いマイクの価値はかなり大きいです。
単純に音が良い、だけではなく、制作の流れそのものが楽になるんですよね。
結局、安いマイクでも良い音は録れるのか
最後にもう一度まとめます。
安いマイクでも良い音は録れます。
これは間違いないです。
ただし、良い音に“たまたまたどり着く”ことと、良い音に“安定してたどり着ける”ことは違います。
高いマイクの価値は、音の派手さ以上に、そこにあります。
迷いにくい。
方向が見えやすい。
録った時点で「これでいける」と思いやすい。
この差が、価格差の本当の意味だと思っています。
だから、安いマイクを否定する必要は全然ないです。
でも、あるラインを超えると「高いマイクってやっぱり楽だな」と思う瞬間も確実に出てきます。
ここが見えてくると、マイク選びはかなりクリアになります。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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