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自作オーバードライブを±18V駆動で実験!電圧で音はどう変わる?

自作エフェクターの電圧を±18vに変えてみました。

通常エフェクターは+9Vで動作させるのがセオリー。

しかし、せっかく自作をするのなら常識に倣う必要はありません。

ちなみに、KLON CENTAURも電源電圧が9Vではないとネットで見かけます。

18Vに昇圧しているらしい?

今では超高級なエフェクター。

今回はケンタウルスのさらに倍±18Vまで電圧を上げていきます。

電源電圧が変わると音も変わるのか?

録音比較もしてみました。

*過去記事を加筆修正しました

目次

自作オーバードライブ回路で実験

今回の実験は以前自作したオーバードライブ回路を土台にします。

増幅に使っているのはLF353Nというオペアンプ。

このオペアンプ、実は最大±18Vで駆動することができます

つまりエフェクター定番の+9Vで動かすのは、

このオペアンプの性能を十分生かし切れてないと言えます。

勿体無い!

ちなみに+9Vは単電源と言います。

±18V(プラスマイナス18V)は両電源と言います。

ただし、オペアンプの種類によっては単電源でしか動かせないもあるので、

しっかりデータシートを確認することをお忘れなく!

実験に使うオーバードライブの自作記事はこちら👇

両電源をどうするか?

ということで、じゃあ両電源をどうするのか?

という話ですが、エフェクター自作の本などでは両電源を作れるオペアンプが紹介されています(TC7662)

これを使うのもいいんですが、僕は既に両電源を持っていたので流用しました。

SSL4000用の自作電源

昔作ったSSL4000という録音用ミキサーのモジュールを動かすための電源です。

SSL4000は±18Vで動かすので、ちょうど今回の実験に必要な電圧と同じです。

両電源が作れるとオペアンプを使った機材はほぼ動かせるようになります。

基本的には単電源を作る延長なので、もし良ければ合わせてお読みください!

ということで、久々の通電。

ちゃんと電圧が出るのかドキドキです。

スイッチオン!

LEDはつきました!

さてさて、電圧はちゃんと来ているかテスターで測ります。

プラス側はバッチリ来てます!18Vにちょっと届きませんが、まあ良いでしょう。

マイナス側もバッチリ!こっちもだいたいでいいでしょう。実験なので!

両電源の作り方はこちら👇

両電源はバイアス回路を外して繋ぐべし

単電源+9Vをエフェクターで使う場合、入力にバイアスをかけないといけませんでした。

ギターの信号波形下半分が切れないようにするためです。

バイアス云々の詳しい理屈はこちらの本に。

しかし両電源を使う場合、マイナスにも電圧を送れるのでバイアスなしでOKです。

むしろバイアスを解除しないと、今度は波形の上半分が切れてしまいます。

ですので、バイアス回路は外します。

両電源を繋ぐ

両電源をつなぎなおします。

負電源側のノイズ除去用パスコンはプラスとマイナスを逆につなぎます。

+側をGNDに接続。

ただ、なぜかコンデンサがない方がノイズが少なかったので後で外しました。

相変わらずごちゃついたブレッドボードですが繋ぐ終わりました。

元の回路はよくあるオーバードライブ回路そのもの。

ここからバイアス電源を削除し、

オペアンプの電源マイナスをGND(0V)に共有する(落とす)のではなく、

-18vに繋ぎ直しました。

さてさて、音はどんな感じに変わるのでしょうか?

録音して聴き比べてみましょう。

録音してみる

録音方法は

  • DAWにラインで録音
  • ギターはストラト
  • ピックアップのポジションはリア
  • 生音に近くするためLOGIC X のアンプシュミレーターをクリーン設定で使う

です。

エフェクターなしの音と、せっかくなので電圧も変えて録音してみました!

  • エフェクターなし
  • +9V
  • +18V
  • ±18V

それでは並べて聴いてみましょう!

エフェクターなし

+9V

※エフェクターを通すと音が大きくなります。ボリュームに気をつけてください。

+18V

±18V

感想

いやー、すごい歪みですね。

トーン回路も付け加えてみようかな。

電圧の違いについてはいかがだったでしょうか、、?

僕の耳には電圧が上がるごとに音圧も上がるように聴こえます!

グッと密度が増えて力強くなるというか、立体感が増す?ような気も。

ただ角が立ってきて耳に痛くもなります。

ひずみの質はあまり変わりませんね!

ここはクリップ用のダイオードを変えないとダメみたいです。

トーン回路を付け加えた記事はこちら👇

電圧が上がるとヘッドルームが広くなる

音響回路全般ですが、動作電圧が上がるとヘッドルームを広く取ることができます

ヘッドルームが広いと入力信号が歪みづらくなり、音も余裕のある鳴り方に。

今回はオーバードライブなので歪みもへったくれもないですが、、、

マイクプリアンプなんかではとても重要なポイントになってきます。

オペアンプは性能を限界まで使い切りたい派

音色の好みは置いておいても、オペアンプはやはり両電源で動かしたい!

気分的に気持ちいいです。 使い切ってやった感があります。

しかし動作電圧が低い方が好み!という場合もあると思うので、

一概にどっちがいいとは言い切れませんね。

どこが正解なのかは僕にもわかりません、、、。

どうでしたか?

ここの判断が製作者のセンスになってくるのでしょうか。

電源を変更する際の注意点

市販のエフェクターに無闇に+9V以上をぶっこむのは危険です!

内部がどのような回路になっているのかしっかり確認してから行動してください。

下手すると壊れちゃいますからね。

特にオペアンプの型番確認は必須です。

型がわかればググってデーターシートを確認できます。

ただ、わざと型番を削ってるエフェクターもあるので、、、

その場合はいじらない方が吉です。

あと電気を使う実験は火災が起きる可能性もあるので十分ご注意を!

Fuzz Faceの自作記事はこちら👇

まとめ

Klon centaurの音の秘密は多分、電源の昇圧にあるはずです!

とか言って、所有したことがないので実際の音を生で聞いたことがありません。

最後までお読みいただきありがとうございました!

エフェクター自作・回路のDIYまとめはこちら👇

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