EVE AUDIO SC208モニタースピーカーのレビューです。
以前、デスクトップにちょうど良いサイズのEVE AUDIO SC205を使っていました。
SC205にはかなり満足していましたが、同じシリーズで一番大きいSC208にすると音がどう変わるのか気になり、サイズアップしてみました。
実際に比べてみると、低音だけでなく音の出方そのものに違いがありました。
目次
EVE AUDIO SC208へ替えた理由
EVE AUDIO SC208
SC205からSC208へ替えたのは、SC205に不満があったからではありません。
SC205は出音のバランスや質感に特に不満もなく、サイズも宅録にちょうどよく、小音量でもモニターしやすいスピーカーでした。
それでもSC208へ替えた理由は、単純にシリーズで一番大きいサイズだとどうなるのか聴いてみたかったからです。
本当にただの好奇心。探究心からでした。
ポチップ
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SC208とSC205で一番違ったのは音の余裕
SC208を使って一番印象に残ったのは、低音の量よりも音の出方に余裕があることでした。
SC205だけを使っていた時には全然気づきませんでしたが、SC208と比べるとSC205は少し音が止まっているように感じます。
SC208の方が、音がもう少し自然に広がって飛んでくるような感覚があります。
これはサイズを変えて実際に比較したことで初めて分かった違いでした。
大型化して一番大きく感じたメリットは、この音の余裕です。
SC208は思ったほど低音が強くなかった
サイズが大きくなると、再生できる低域も下へ伸びます。
SC205とSC208の再生周波数帯域は以下の通りです。
- SC205:53Hz〜21kHz
- SC208:36Hz〜21kHz
スペック上はSC208の方がかなり下まで鳴ります。
ただ、実際に使ってみると、SC208はサイズから想像していたほど低音が強く出るようには感じませんでした。
SC205+TS107ではすでに低域を補えていた
SC205を使用していた時から、低域を補うためにEVE AUDIO TS107というサブウーファーを導入していました。
EVE AUDIO TS107
TS107を組み合わせると33Hzまで下を鳴らせます。
そのため、SC205+TS107の時点ですでに低域は十分鳴っていました。
つまりSC208へ替えたのは、低音不足を解消したかったからではありません。
サブウーファーなしで大型モニター単体を使うとどうなるのか、それを実際に体験してみたかったというのが大きいです。
ポチップ
SC208単体よりSC205+サブの方が低域は確認しやすかった
実際に比べたのは、
という2つの構成です。
低域の確認については、僕にはSC205+TS107の方が分かりやすかったです。
再生周波数だけを見ると、
と3Hzしか違いません。
しかし体感では、TS107を使った方が明らかに低域を強く感じました。
さらにサブウーファーなら低域の量も調整しやすいので、低音を確認する目的では使いやすかったです。
SC208にはSC208の良さがありますが、低域を補うだけならスピーカー本体を大型化するのとは別の効果がサブウーファーにはありました。
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SC208は写真で見る以上に大きかった
SC205からSC208へ替えると、本体サイズもかなり大きくなります。
比較用にSHURE SM57を横へ置いています。
写真でも大きいですが、実物はさらに大きく感じます。奥行きもかなり増えます。
正直、買った直後は「失敗した……?」と思いました。
デカすぎる。
設置するスペースが足りるか不安になりましたが、なんとかギリギリ置くことができました。
EVE AUDIO SC208のデメリット
SC208のような大型モニターには、音以外の負担もあります。
- 価格が高くなる
- 設置スペースをかなり使う
- 本体が重い
- 消費電力が増える
- 宅録環境でどこまで性能を使い切れるか分からない
特に自宅ではサイズの問題が大きいです。
SC205はデスクトップへ置きやすかったですが、SC208は設置前にスペースをしっかり確認した方がいいサイズです。
それでもSC208をメインモニターにした
デメリットもかなりありますが、僕はSC208をメインモニターにすることに決めました。
理由はやはり、音の出方に余裕があることです。
低域だけを見るならSC205+サブウーファーでも十分でした。
それでもSC208の自然に音が広がる感じは、SC205との比較で初めて分かった良さでした。
さらにサブウーファーを組み合わせたSC208は、今まで使ってきたモニターの中で一番しっくりきます。
大型モニターを選ぶメリットは、単純に低音が増えることだけではないと感じました。
ミックス自体はヘッドフォン中心
ここまでSC208についていろいろ書きましたが、基本的に僕はヘッドフォンでミックスする派です。
モニタースピーカーは、ヘッドフォンミックスを確認するための補助という立ち位置です。
SC208をメインモニターにしても、この使い方は変わりません。
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まとめ|SC208へ大型化して一番変わったのは音の余裕
SC205からSC208へ替えて分かったのは、スピーカーを大型化する価値は低音だけではないということです。
低域を確認するだけなら、僕にはSC205+サブウーファーの方が分かりやすく感じました。
一方でSC208には、SC205では気づかなかった音の出方の余裕があります。
サイズや重量、設置スペースの負担は大きいですが、それでも僕はSC208をメインモニターにすることにしました。
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