先日レビューしたaudio technica ATH-M70xがとても良かったので、追加でATH-R70xも導入してみました。
オープン型ヘッドフォンは初めての使用でしたが、密閉型とはかなり違った鳴り方で、用途の分かれ方がはっきり見えてきたのが印象的です。
この記事では、ATH-R70xの音の特徴と、ATH-M70xとの違い、実際の使い分けについてまとめています。
※2020年の記事をベースに加筆・再構成しています。
目次
箱を開ける
またもや即日配送で次の日到着。
ワクワクしながらダンボールを開封。
箱がM70xよりも何故か複雑な構造で、開けるのに少し手間取りました、、、。
箱を開けるといきなり目当てのブツが登場!
箱の底から付属品が。保証書、収納袋、コードの3点セット。
ATH-M70Xはコードが3種類付属していましたが、ATH-R70Xは長めのストレートタイプの1種類のみ。
ヘッドフォンへの接続端子が2つありますが、どちらをLRに繋いでも大丈夫なようです。
本体!側面は蜂の巣状の穴が無数に開いた金属板になっています。
ここから音を外に抜けさす仕組み。
EVE AUDIOのモニタースピーカーもウーファーが蜂の巣状(ハニカム構造)になっていますが、音質的に有利なんでしょうかね?
ヘッド部分は二重構造で、トップはカーボン製、頭のクッションになる部分はペコペコとしたバネ仕掛けになっています。
頭を強く抑えすぎないほど良いバネ感。そして本体がめっちゃ軽いです。
密閉型のATH-M70Xは少し重いなあと思っていたので、この時点でかなり好印象。
さあ。コードを装着し、いざ視聴開始。
音を聴く
DTM DRIVER!
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今回もエージングをすっ飛ばし、いきなり聴いてしまいます。
オーディオインターフェースはANTELOPE AUDIO Discrete 8 Synergy Core。
それでは再生ポチー!
めっちゃ自然な鳴り!!!これだー!
再生してもう、思わずにやけてしまいました(笑)
これだー!!
この音です。欲しかった感じ!
すごく自然な鳴り方です。 これは良い!
「まるでモニタースピーカーから音を聞いているよう」とのレビューをネットで拝見させていただいていましたが、正に言い得て妙!
ヘッドフォンから音が出ているのに、空気感がすごくある感じ。
あと左右のステレオ感が広い!
変な音の滲みもなく全体的にバランスも良いですし、何より誇張した感じが全然ないです。
フラットさ、という点ではATH-M70Xもとてもフラットですが、ATH-R70Xは更にアコースティックなフラットさです。
作っている音楽ジャンルにもよるかと思いますが、僕はこれ、すごく好きだなー。
ポチップ
ATH-R70XとATH-M70Xを更に詳しく比較してみる
両機種とも現状オーテクヘッドフォンのフラッグシップモデルという立ち位置。
ただ結構それぞれキャラが違うんだなと。
もちろんオーテクらしさは共通しているんでしょうけれど。
ということでこの2つをもう少し細かく、使用した感想交えて比較してみます。
以下は他のヘッドフォンとの比較ではなく、あくまでATH-M70xとATH-R70xの音の比較です!
SONY MDR-CD900STなどのヘッドフォンとの音質比較はこちらの記事をご参考ください。
audio technica ATH-M70x
DTM DRIVER!
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audio technica ( オーディオテクニカ ) / ATH-M70x サウンドハウス
- 密閉型なので音漏れが少ない
- 音漏れが少ないので録音時にも使える
- 全体のバランスがとても良い
- ATH-R70Xよりも歯切れの良いハキハキシャキシャキした音
- 中域が気持ちいい
- こちらの方が高音が出てくる(ハットとか金物のあたりが顕著)
- ATH-R70Xよりステレオ感はない。
- 重いので長時間使うのはしんどいかも→慣れます
- 頭頂部を常に押されているようなフィット感が気持ち悪い→慣れます
audio technica ATH-M70x
audio technica ATH-R70x サウンドハウス
- オープン型なので音漏れする
- 音漏れするので録音時の演奏用モニターには使えない(クリック絶対被りそう)
- 全体のバランスがとても良い
- ATH-M70Xよりも自然で誇張のない音
- アコースティックな曲の鳴りが気持ちいい
- ハイはATH-M70Xよりも抑えめ。派手さはない。
- ATH-M70Xよりステレオ感がある。
- とても軽いので長時間使える。
- フィット感がバッチリでつけてる感覚が途中で消える!
- 細かい粗探しには向いていないかも
- ミックスの全体感を把握するのにすごく役立ちそう
- 自宅リスニングだったら断然ATH-R70Xを選びたい
という感じです!
あと、耳パッドの部分!
ここに関してはATH-M70xの方がしっかりしていて、劣化しづらそうだなと思います。
ATH-R70xはめっちゃ吸水しそうな素材なので、夏場の使用とか大変そう、、、。
ちょっと想像したくないです。
ただR70Xはイヤーパッドが単体で売っています。
audio technica ( オーディオテクニカ ) / HP-R70x サウンドハウス
夏が来ないとわかりませんが、毎年交換する羽目になる可能性も。そうなると結構大変です。
ということでどちらも良いところがあり、使い所が被らないですね。
ATH-M70xとATH-R70xはどう使い分けるか
という感じで、同じオーテクのフラッグシップでも、実際に使ってみるとキャラはかなり違います。
ざっくり分けるとこんなイメージです。
- ATH-M70x:細かい部分をしっかり見ていくタイプ
- ATH-R70x:全体のまとまりや自然さを確認するタイプ
どちらが良い・悪いというよりも、用途がきれいに分かれている感じですね。
実際、この2つは役割が被らないので、両方手元にあるとかなりバランスよく使えます。
細部はATH-M70x、全体はATH-R70x、という感じで使い分けると、ミックスの判断が安定しやすくなりました。
どちらも方向性がはっきりしているので、自分の環境や用途に合わせて選ぶのが一番しっくりくると思います。
ハードに使いたい人には
ヘッドフォンを持ち出したり、ハードに使いたい方にはATH-M70xの方がおすすめです!
理由はATH-R70xは構造が心許ないというか、作りが繊細な感じなんです。
雑に扱うとすぐに壊れてしまいそうなペラペラ感です。
作りがしっかりしているのは、断然ATH-M70xの方。
ヘッドアームもコードもこちらの方が太い!
ATH-R70xはDJの使用には向きません
あとATH-R70xはイヤー部分がほとんど回転しないのでDJプレイには向きません。
ここから、
ここまでしか回転せず。
繰り返しになりますが、作りが繊細なのでLIVE向きでもないですね。
僕は持ち出しも極力しないでしょう。
壊れたら泣いちゃうくらいの値段ですからね、、、。
ちなみにATH-M70xはイヤー部分が90°回転します。
DJプレイもバッチリです。
audio technica ATH-M70xのレビューはこちら👇
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まとめ
総評としては、とても満足のいくヘッドフォンです!
また新しい扉を開いたかのような清々しい風が耳元を吹き抜けています、、、。
ただ、コスパが良いか?と言うとうーんですね。
ポチップ
価格相応なのかなーと!
その代わり、しっかりとその対価は得られます!
ATH-R70xはそんな製品。
ATH-M70xと合わせてヘッドフォンミックスにしっかりと役立ってくれそうです!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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