WARM AUDIO WA-2Aの使用レビューです!!
NEVEコピーに続きLA-2Aコピーにもやはり手を出してしまいました。
WARM AUDIOありがとう〜!
正規オリジナルの4分の1以下の価格でLA-2Aを再現販売してくれるなんて、、、
ということで、実際にいじってみたのでじっくりレビューを。
テスト音源もあります!
目次
オプティカルコンプレッサーTELETRONIX LA-2Aのコピー!
WA-2AはオプティカルコンプレッサーTELETRONIX LA-2Aのコピー版。
UNIVERSAL AUDIO / LA-2A サウンドハウス
現在はUNIVERSAL AUDIO(旧TELETRONIX)が正式な復刻品を販売していますが、
こっちはすごく高いです。
もちろん、ヴィンテージのオリジナルはさらにチビるほど高いです。
ということで、そのような価格帯に準じ、他のコピー製品も長らく高価格でした。
僕もADL1000というLA-2Aコピーを使ってましたが、中古品でも10〜15万円くらいでした。
WARM AUDIO ( ウォームオーディオ ) / WA-2A サウンドハウス
そこに登場したのがWARM AUDIOWA-2Aです!
内容はどんな感じになっているのでしょう、、、?
箱開封!
箱です。
結構ずっしり。
オープン!
付属品は電源、WAのカタログと、製品説明書。おまけのステッカーでした。
そして本体!!意外と塗装の感じも渋い!!良い色〜。
つまみは連続可変ではなく、ゆったりとしたクリック式。
設定の再現性が高まります。
PRE-EMPHASISつまみが前面に!以前は背面にあったようですが、
使い勝手を考慮してマイナーチェンジしたようですね。
PRE-EMPHASISはサイドチェーンフィルターのようなもので、
本機では、右に回すほど低域にコンプがかからずに高域の圧縮を強めていくようです。
後述しますが、この機能がかなり使えます!
VUメーターの調整がノブつき。マイナスドライバーいらずで嬉しいですね。
本家と同じくリミッターモードも。
背面はシンプルです。
接続にフォーンジャックがあるのが地味に嬉しいです。
マイクプリの後段に繋ぐ場合、フォーン型の短いケーブルとかでサクッと繋げるのでありがたし。
今回もサウンドハウス
で購入したので、電源は100V仕様。
写真だと見えづらいですが、接続は100v ONLYとシール表記があります。
外面の作りはなかなかしっかりしています!
ということで中身も見てみましょう。
中身を見てみる
機材大好きなので。
中身も開けて見てみましょう!
シンプルです(笑)!そう、LA-2Aって元から部品点数少なめなんですよね。
ただ、所々にこだわりのポイント発見!
まず、オプトコンプの心臓部!オプトセル。
ここで音声信号を光に変え、光の強弱で音の圧縮具合を変化させます。
T4Bという型番は元祖から受け継がれています。WA-2AはKENTEKというメーカーのものを使用。
Early Teletronix T4B #5 Opto Cell, New EL Panel, Tested, In Spec, Works Well. UU
ちなみに元祖T4Bはebayとかで買えたりします。
ここだけ後でヴィンテージにするのも良さげですね。
マニュアルにはT4Bの他にも、T4AやT4Cもイケるって書いてあります。
というかT4Aっていう型番があるのを初めて知りました。
WARM AUDIOといえばCINEMAG製のトランス!
JENSENと並ぶアメリカの代表的メーカー。丸いやつがインプットですね。
こっちがアウトプット。1176コピーの方でもCINEMAGトランス使ってます。
個人的にはこの巨大なフィルムコンがツボりました。oでかい。
アウトプットのDCカット用でしょうかね。
真空管が4本挿さってますが、一つあまりのソケットが。
どうやら、ここにオリジナルと同じ型の真空管を挿せるようです。
ただその場合は右側の6P1は外さないと壊れてしまうよう、、。
英語ですが、中をいじるならマニュアルは読んだ方が良さそうです。
商品説名の通り、12ax7はタンソルの真空管でした。
ここいらへんも後々カスタムのしがいがありそうです、、、。うふふ
そして電源はしっかりトロイダルトランスで組まれています!
ここら辺のこだわり具合はWARM AUDIOを信頼してます。
同じくWARM AUDIOのナイスなNeveコピーマイクプリWA-73EQの記事はこちら👇
DTM DRIVER!
WARM AUDIO WA-73EQレビュー|NEVE 1073タイプの音質と中身を実機で検証 | DTM DRIVER!
WARM AUDIO WA-73EQの実機レビュー。NEVE 1073タイプとしての音質、中身のパーツ構成、ライン入力でのドライブ感やEQの効き方を音源付きで実体験ベースで整理します。
録音してみる
さて、作りもしっかりしている!ということで音のチェックを。
一体どんな音なんでしょう。
とりあえず火入れ。
メーターをゲインリダクションモードで0に合わせます。
天井から青い光が漏れているのが現代風(笑)
今回はとりあえずラインで音を取り込んで色々とチェックしてみます。
本当はマイク録音の方でやりたいんですけど、独りでは設定を追い込みづらいので次回に先延ばし。
とりあえずオケをLOGIC Xで組みました。
こんな感じで、ループ音源を組み合わせます。
音源はモノラルです。
アコギとドラムをラインから単独で送り、コンプの設定を変えながら数ファイル作ります。
それでは!
WARM AUDIO WA-2Aオプトコンプの質感を聴き比べてみましょう。
元のファイル
アコギWA-2Aコンプ(2〜3dBリダクション)
アコギWA-2Aコンプ+EMPHASIS(2〜3dBリダクション)
PRE-EMPHASISつまみを右に回して低域を引っ掛けずにゲインリダクション。
オリジナルとはつまみの動かし方が逆になるみたいです。
右に回すほどハイパスサイドチェインなっていく模様。
アコギWA-2Aリミッター(2〜3dBリダクション)
元のファイル
一旦、また元のファイルです。
ドラムWA-2Aコンプ(2〜3dBリダクション)
今度はドラムのみにWA-2Aコンプをかけていきます。
ドラムWA-2Aコンプ+EMPHASIS(2〜3dBリダクション)
キックにコンプがかかりにくいようにPRE-EMPHASISつまみを右へ回します。
ドラムWA-2Aコンプ(10〜20dBリダクション)
試しにかなり深めにゲインリダクションしてみました。
ドラムWA-2Aリミッター(2〜3dBリダクション)
感想1
非常にナチュラルです!!
これぞオプトコンプ(光学式コンプ)と言わんばかりのスムースさ。
滑らか。オーガニック。自然。そんな形容詞がぴったり。
良いですね〜。
ただし、ドラムをかなり深くリダクションした(10〜20dB!)ファイルを聴く通り、
やはり1176タイプのようにパッコンパッコンにはなりません。
実際はかなり潰しているのに、結構自然。
もっと「コンプしてます!」という感じを出したい場合は、
1176などのFETタイプの方がハマりまね。アタックとリリースもいじれますし。
1176コンプをドラムに深くかけた例
LA-2Aタイプは、何も考えずとも自然に、簡単にコンプできるのが最大の売り!
ということで、オプトコンプを使うなら最も試したいパート、
Voファイルでも試してみましょう!
元のファイル+vo
Voファイルを加えた元ファイルです。
VO.WA-2Aコンプ(2〜3dBリダクション)
VO.WA-2A深いコンプ(10〜20dBリダクション)
かなり深くかけた場合。
VO.WA-2Aリミッター(2〜3dBリダクション)
感想2
やはり自然なかかり方!
かなり深くリダクションしても、原音が全く崩れません(笑)
ボーカルファイルは、数あるパートの中でも最もダイナミクス差が激しい楽器の一つ。
音域ごとに凸凹になるのが不可避です。
それを一定に揃えるのに、この自然なかかり方は非常に役立ちますよね。
長きにわたりオプトコンプがVoレックで愛される理由が分かります。
そして多少かけすぎても、ミスになりづらいので僕のような腕でも安心して使えます。
プラグインとの違いはどうか?
ということで、ハード版LA-2AコピーWA-2Aの音の感じはこんなでした。
さて、じゃあプラグインとはどう違うのか?
というのも気になりますよね。僕は気になります。
再現性の評価が非常に高い、本家UAのLA-2Aプラグインで比較してみましょう!
今回はアコギにかけてみます。
どんな違いが?
元のファイル
アコギUADプラグイン LA-2Aコンプ(2〜3dBリダクション)
アコギWA-2A実機コンプ(2〜3dBリダクション)
アコギUADプラグインLA-2Aコンプ+EMPHASIS(2~3dBリダクション)
アコギWA-2A実機コンプ+EMPHASIS(2〜3dBリダクション)
アコギUADプラグインLA-2Aリミッター(2〜3dBリダクション)
アコギWA-2A実機リミッター(2〜3dBリダクション)
感想3
UADもかなり良いです!
が、コピーでも実機の方が更に好み。o
音のふくよかさや、心地よさが若干ですが、WA-2Aの方が上に感じます。
この「若干」の違いが「音楽的」と言われ、小さいな積み重ねが最終的に大きな差になる!と、世界中で支持されているんですよね。
しかし、UADも改めて素晴らしいプラグインだなと。
挙動も軽いですし、Voファイルにはいっつも挿してます。
ADL1000との違いについて
ADL1000
LA-2Aコピーとして、長らくADL1000という機材を僕は使っていました。
今は手放してしまいましたが、WA-2Aとの違いについても覚書を。
ADL1000の方が高域が伸びるイメージです。
通すだけでピリッとソースの線が立つというか、、、。一歩前に出てくる感じ。
逆に少しハイが耳障りになることもあったので、ミックス段ではEQで削ることもしばしば。
同じLA-2Aコピーですが、サウンドは両者で結構真逆だと思いました。
WA-2Aは、ハイが伸びる感じというより、オケにジュワッと馴染むような音色ですね。
ポチップ
柔らかい質感!
音を前に出したい用途でオプトコンプを使いたい場合は、ADL1000もいいと思います!
ただ現行品ではないので、その点理解した上でゲットする必要があります。
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まとめ
お手頃な現行LA-2AコピーWARM AUDIO WA-2Aのレビューでした。
今回はLINE音源でしか試せませんでしたが、
経験上、本領発揮はマイク録音時だと思っています。ADL1000もそうでした。
次回はマイク録音の質感変化もファイル化して聴き比べてみたいです。
その時は同社のNEVE1073コピーとチェーンして使ってみましょう(ゴクリ)
最後までお読みいただきありがとうございました!