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Universal Audio Apollo X発売!一体どんなところが進化したのか?気をつけたほうがいい点についても

Universal Audioから、Apollo Xシリーズがリリースされました。

Apolloシリーズの中でも最上位にあたる、プロユースのフラッグシップモデルです。

僕自身も前機種のApollo8を長く使っていますが、正直これ以上何を求めるのかと思うくらい完成度の高い機材でした。

そんなApolloがさらに進化したということで、かなり気になるところ。

この記事では、現時点で公開されている情報の中から「ここは変わった」と感じたポイントを整理していきます。

あわせて、接続周りで注意したい点についても触れていきます。

目次

前回から大きく進化したポイント

約3年半ぶりのアップデートですが、どんなところが変わったのでしょうか?

公式にアナウンスされている内容から気になった4つをピックアップします。

DSPが4個→6個に増築

Apolloシリーズには、UA製プラグイン(UAD)を動かすための専用DSPが内蔵されています。

UADプラグインはPCやDAW単体では使用できず、専用のDSPを積んだハードウェアが必要になります。

前モデルでは最大で4基(Quad)までのDSP構成でしたが、Apollo Xでは全モデル共通で6基(Hexa)に統一されました。

単純計算で、これまでの約1.5倍のプラグインを同時に扱えることになります。

実際にUADを使ってきた感覚としては、最低でもDSPは4基は欲しいところ。これでもトラック数が増えてくると制限を感じる場面は出てきます。

理想を言えば8基(Octo)ですが、現実的にはQuadでなんとかやりくりしていた、というのが正直なところです。

それが今回、どのモデルでも6基搭載になったことで、より余裕を持って制作に集中できる環境になりそうです。

なお、DSPは後から外付けで追加することも可能です。

 UNIVERSAL AUDIO ( ユニバーサルオーディオ ) / UAD-2 Satellite Thunderbolt OCTO CORE  サウンドハウス

UNIVERSAL AUDIO ( ユニバーサルオーディオ ) / UAD-2 Satellite Thunderbolt OCTO CORE  サウンドハウス

すでにOctoを持っている方なら、今回のHexaモデルと組み合わせることで、かなり余裕のある環境になります。

最近のUADプラグインは処理が重いものも増えてきている分、クオリティも確実に上がっています。

そう考えると、DSPが6基に増えた恩恵はかなり大きく、よりストレスなく制作に集中できるようになるポイントと言えそうです。

AD/DAチップが大きく進化

個人的に一番惹かれたのは、AD/DAコンバーターが新しくなった点です。

AD/DAはオーディオインターフェースの音質を決める中核とも言える部分で、ここが変わる=音そのものが変わると言っても過言ではありません。

前モデルから数年が経っていることもあり、デジタル部品としての精度は確実に向上しているはずです。

アナログ機材のように「古いから良い」という考え方は基本的に当てはまらず、コンバーターは新しいものほど有利というのが一般的な認識。

そう考えると、今回のアップデートでどれだけ音の質感が変わっているのかは非常に気になるところです。

この進化だけでも、買い替えを検討する理由としては十分だと感じました。

ラインナップによりホームユース向けモデルが登場

前機種にはなかった新しい仕様のラインナップが1つ加わっています。

アナログのインアウトが6 in 6 outのApolloです。

 UNIVERSAL AUDIO ( ユニバーサルオーディオ ) / APOLLO X6  サウンドハウス
 UNIVERSAL AUDIO ( ユニバーサルオーディオ ) / APOLLO X6  サウンドハウス

UNIVERSAL AUDIO APOLLO X6 Heritage Edition サウンドハウス

Universal Audioの公式情報を見ると、今回のApollo Xシリーズは用途に合わせてラインナップが整理されています。

特に注目なのが、入出力数をあえて絞ったモデルが用意された点。エレクトロ系やホームユースなど、大規模な同時録音を必要としないユーザー向けの設計になっています。

実際、僕も8chのApolloを使っていますが、普段の制作ではそこまでのチャンネル数は使いません。多くても4chあれば十分なケースがほとんどです。

その点、今回のコンパクトなモデルはちょうど良い仕様で、しかもチャンネル数が少ない分、価格も抑えられているのが嬉しいところ。

マイクプリアンプは2ch搭載されており、Unisonテクノロジーにも対応。ホームスタジオ用途としては十分な構成です。

一方で、従来通りの8in/8outモデルや、マイクプリを多く搭載したモデル、16in/16outのライン専用モデルなども用意されており、用途に応じて選べるラインナップになっています。

5.1CHモニタリングに対応

個人的にはあまり関係のない部分ですが、5.1chサラウンドモニタリングにも対応したようです。

映像制作や舞台音響などの現場ではかなり重要な機能なので、そのあたりの用途には強い機材になりそうですね。

このあたりは完全にプロ向けの仕様といった印象です。

PCとの接続方法における注意点!

接続はThunderbolt 3(USB Type-C)に対応しており、Thunderbolt 1や2もApple純正の変換アダプタを使えば接続可能です。

ただし、最近のUniversal Audio製インターフェースでは、Thunderbolt 3移行後に接続トラブルの報告が増えているのも事実です。

実際、Arrowのリリース時には国内代理店から接続に関する注意喚起も出ていました。

Apollo Xについては、正しい手順で接続すれば問題なく使用できるとされていますが、環境によっては注意が必要なポイントです。

ということで、ここからは念のためThunderbolt 3について簡単に整理していきます。

代理店メーカーサイトArrowのページ

Thunderbolt 3とUSB Type-Cの認識について

Thunderbolt 3はUSB Type-Cと同じ形状のコネクターを使いますが、ここが一番の混乱ポイントです。

USB Type-Cはあくまで「形」であって、通信規格ではありません。

  • USB Type-C=コネクターの形(見た目)
  • USB 2.0 / 3.1=通信規格
  • Thunderbolt 3=通信規格(別物)

つまり、USB Type-Cの端子が付いているからといって、必ずしもThunderbolt 3に対応しているわけではありません。

  • USB Type-C搭載でも「USB 3.1のみ対応」のPCもある
  • Thunderbolt 3非対応のPCに接続しても機材は認識されない
  • ケーブルは刺さるが動かない、という状態になる

そのため、Universal Audioのオーディオインターフェイスを使用する場合は、PCがThunderbolt 3に対応しているか必ず確認する必要があります。

Thunderbolt 1、2にも対応している

Thunderbolt 3が搭載されていない場合でも、Thunderbolt 1または2に対応していれば変換アダプタを使ってApollo Xを使用することができます。

この場合、変換コネクターはApple純正のものを使うのが無難です。

実際、僕のMacもThunderbolt 2までの対応なので、このアダプタが必須になります。

ApolloとPCの接続トラブルを避けるためにも、事前に自分の環境をしっかり確認しておくことが重要です。

なお、ここまでMac前提で話していますが、Windowsは条件が異なる場合もあるため、導入前にメーカーサイトで対応状況を確認しておくことをおすすめします。

価格は前機種とほぼ変わらない

気になる価格ですが、旧モデルと比べても大きな差はありません。

型落ちモデルがセールで安くなっていることもありますが、機能面の進化を考えると新型の方がコストパフォーマンスは高いと感じます。

特に6in/6outのモデルは、20万円前後でハイエンドクラスのオーディオインターフェイスとUAD環境が手に入るため、かなり魅力的な選択肢です。

 UNIVERSAL AUDIO ( ユニバーサルオーディオ ) / APOLLO X6  サウンドハウス

UNIVERSAL AUDIO APOLLO X6 Heritage Edition サウンドハウス

僕ならこれを選びます(っ´ω`)ノ

こんな人におすすめ

今回のApollo Xシリーズは、気軽に使うというよりも「録音クオリティを本気で追い込みたい人」に向けたモデルです。

現在コンシューマー向けのオーディオインターフェースを使っていて、そこから一段階クオリティを引き上げたい方には、かなり有力な選択肢になるでしょう。

なお卓上モデルのApollo Twinシリーズも、今後アップデートされる可能性は高いです。

これまでの流れを見ると、フラッグシップモデルの登場から約2年前後で同等クラスの性能を持つTwinが発表される傾向があります。

「すぐに必要か、それとも次世代Twinを待つか」で判断するのも一つの選択です。

 UNIVERSAL AUDIO ( ユニバーサルオーディオ ) / APOLLO TWIN MKII QUAD  サウンドハウス

UNIVERSAL AUDIO ( ユニバーサルオーディオ ) / APOLLO TWIN MKII QUAD  サウンドハウス

今後どのくらいのスピードでTwinの進化版が登場するかは正直読めませんが、これまでの流れから考えると2年前後は待つ可能性が高そうです。

なるべく早く最新のAD/DAを搭載した環境を手に入れたい場合は、今回のApollo Xシリーズを検討する価値は十分あるでしょう。

僕自身もかなり購入に傾いています……。

また、UADプラグインの導入を考えている方にとっても、DSPとプラグイン環境をまとめて手に入るUniversal Audioのオーディオインターフェイスは、単体導入よりもコストパフォーマンスが高く非常に魅力的です。

導入前には、必ずPCがThunderbolt環境に対応しているかを確認しておきましょう。

※2019年末には最新のTwinも登場していますので、こちらもあわせてチェックしてみてください。

まとめ

愛用しているDTM機材がアップデートされるたびに、ワクワクする気持ちと「また買うのか…」という軽い絶望が同時に押し寄せてきますが、それでも機材の進化はやっぱり嬉しいものです。

ぜひ一度、Universal Audioのオーディオインターフェイスに触れてみてください。

使い心地も音も、間違いなく満足度の高い“最高のマシン”です。

この機種の2026年の立ち位置はここでまとめています👇

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