Elektron Analog Rytmの使用レビューです。
恐らくElektronの全シリーズ中、最も操作が容易な部類で、説明書なしで行けるマシンです。
Octa trackは超絶難解ですが、Analog Rytmはボタン(パッド)を押せばすぐ音が鳴ります。
そして、なんと言っても出音がサイコー!
*過去記事を加筆修正しました
目次
12個のパッドでアナログサウンドを鳴らす極上リズムマシン
Elektron全般共通ですが、このリズムマシンも決して安くありません。
ELEKTRON ( エレクトロン ) / Analog Rytm ADS-8MK II サウンドハウス
遊びで手を出すには難しいですが、サウンドは本気。
- パンチのあるキック
- 自然で力強い低音
- マシン独自のグルーブ感
- どこか暖かく柔らかな質感
アナログ回路が作り出す音質もさることながら、そこにElektronらしい質感が加わってます。
Elektronの作る音はパンチがあるのに柔らかいんですよね。
とても雰囲気がある音してます。
更にクラブでパフォーマンスをする場合、特に重要な体を揺らすロー感。
これがプリセット状態からしっかり出てます。
特に音作りしなくても、ローがバッチリ出てきます。
キックのチューニングが絶妙すぎ!
もちろんEQ、コンプで音に追い込むと、更に強いパンチ感を得ることも可能です。
ELEKTRON ( エレクトロン ) / Analog Rytm サウンドハウス
僕が買ったのは、初代verでしたが、現在は黒い筐体のMK2に進化しています。
Analog fourやOctatrackとの相性が抜群!
DTM DRIVER!
Elektron Analog Fourレビュー|4年使って分かった魅力と実力 | DTM DRIVER!
Elektron Analog Fourの使用レビューです。完全アナログ回路による柔らかく芯のある音の特徴や、パラメーターロックによる独自の音作り、DTMに組み込んで使う魅力まで実体…
見た目が似ている三兄弟。
AFとOctaとの相性も抜群です。
機材自体の音の作られ方が同じ方向なので、各々が混じり合くやすくグッド!
-Elektron Monomachine-
以前、monomachine(廃盤のElektronデジタルシンセ)とARを組み合わせて使ってみたのですが、この2つだと音の質感があまりにも違いすぎて、、、
お互いを馴染ませるのにかなり工夫しました。
それに比べると、Analog FourやOctaとの組み合わせは神ってます。
壮大で深い空間が簡単に作れてしまいます。
ミックスアウトのコンプどう使うか?が音作りの鍵!
Analog Rytmには
など、他の機種同様、エフェクトを各トラックにかけることができます。
そしてトラックがミックスされた最終アウトにのみ、コンプレッサーをかけられます。
バスコンプ的なコンプですね。
コンプレッサーは、音量のばらつきを均一にして音圧を上げたりするエフェクター。
音のまとまり感やパンチ感の調整に役立ちます。
ARのコンプはゲインリダクションメーター(コンプのかかり具合を見るメーター)も付いています。
Octaにはリダクションメーターはないので、この点とても使いやすいなと思いました。
ARのコンプを上手く使うコツは、
から設定を始めて、徐々につまみを回して調整すると上手くいきやすいです。
キックのトンジェントが立つように、コンプで音を潰しすぎないのがポイント。
とはいえ、僕個人としてはあまりコンプをかけないほうが好み。
薄ーくかけて音をまとめる使い方をしてます。
サンプルのロードもOK
Analog Rytmはサンプラーとしても使えます!
トラックにサンプル音源を読み込めます。
ただし、サンプル自体の加工(エディット)はできません。
あらかじめ加工した音を用意する必要があります。
※mk2ではサンプリング機能が追加されているようなので、加工okになっているかもしれません。
また、アナログ発音とサンプラー音をミックスすることができます!
音の厚みを増す、キックのアタック部分を強化する、など音色調整の幅がグッと増えます。
クロマチックモードで音階をつけられます
ARはクロマチックモードで音階をつけられます。
例えばカウベルの音をドレミファソラシドに変えて鳴らせます。
読み込んだサンプルに音階をつけることもOK。
工夫次第で、一台でも曲作りができちゃいます。
一度に鳴らせるトラックは8つですが、はっきり言って十分です(笑)
しかも、更にパラメーターロックという、神機能があります。
パラメーターロックについてはこちらの記事を参照ください。
この機能を使えば、更に自由に音色を操れます。
発音は全てモノラルです
発音した音は全てモノラルになります。
ステレオのサンプル音源を読み込んでも、モノラルに変換されます。
MK2になってもしかしたら変わってるかも、、、ここはすみません、一応お調べください。
とはいえARはリズムマシン、はっきり言ってモノラルで発音で十分です。
メインはキックとスネアとハットですしね。
元々モノラルで表現するパートではあります。
Digitaktとの立ち位置の違いは?
DTM DRIVER!
Elektron Digitaktレビュー|Octatrackとの違いと使いやすさ | DTM DRIVER!
Elektron Digitaktのレビュー記事です。Octatrackとの違いや操作性、サンプリングのしやすさ、モノラル仕様の特徴、Analog Rytmとの立ち位置まで実体験ベースでまとめてい…
リズムを作る、という点で似たポジションにDigitaktがあります。
二つの違いはどこか?
Digitaktはサンプラーですが、ARにもサンプル機能があります。
両者のポジションの違いは、実際使って見るまで解りづらかったですが、両方とも良いところ、微妙なところありました。
| | Digitakt | Analog Rytm |
| カテゴリー | サンプラー | リズムマシン |
| 発音回路がある | × | ○ |
| トラック数 | 8 | 12 |
| コンプレッサー(エフェクト) | × | ○ |
| サンプル音源読み込み | ○ | ○ |
| ソングを組む | × | ○ |
違いをざっくり表にするとこう。
Digitaktの詳しいレビューはこちらの記事に。
音質的にはDigitaktも負けてません。
サンプル次第ですが、ちゃんと低音まで音出してくれます。
しかし、やはりDigitaktは、
- ソングが組めない
- コンプがついてない
- サンプルがないと音がならせない
など、できることは限定的。
Analog Rytmの方ができることは多いですね。
Digitaktはボイスなし、機能制限をして、サンプル加工ではOctatrackより利便性を向上、単純化させて、より直感的なトラック制作を可能にしているのが大きな特徴です。
使い方次第ではしっかり曲も作れます。
Digitaktも面白いサンプラーマシンには変わりありません。
まとめ
Elektron Analog Rytmのレビューでした!
高価なリズムマシンですが、音色は間違いなく絶品です。
ポチップ
チルっぽいトラックを作る時とか、特に良い感じにハマるのではないでしょうか。
最後までお読みたいだきありがとうございました!
DTMの音に違和感を感じたら、こっちもあります👇
DTM DRIVER!
DTMで音に行き詰まった時|ハードサンプラー/シーケンサーというもう一つの選択肢 | DTM DRIVER!
DTMで音が整いすぎる、作り方がマンネリ化してきた。そんな違和感に対して、ハードサンプラー/シーケンサーという別アプローチを整理。ElektronやMPCを通して、制作体験の…